イトーキは、業務プロセス改善と経営資源の最適化を実現するため、次世代の経営基盤に「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning」(Oracle Cloud ERP)を採用した。日本オラクルが発表した。
同社は、Oracle Cloud ERPが提供するビジネスプロセスモデルを適用することで業務フローの標準化を図り、業務生産性の向上が可能になることを評価している。また、ビジネスインテリジェンス(BI)が組み込まれているため、経営情報の可視化や分析が容易なこと、90日ごとに常に最新機能がアップデートされ、運用・保守コストが低減可能という点も採用のポイントになったとする。
同社は、ニューノーマル時代の働く環境づくりをリードし、堅牢な体質の高収益企業になることを目指し、業務プロセスを改善して経営資源を最適化する構造改革プロジェクトを2020年にスタートさせている。
従来、分断された業務プロセスによるマニュアル作業の増大や、散在した経営データの集計・分析の工数負荷など、効率化や生産性の観点で課題を抱えており、基幹システムの統合も求められていた。
構造改革プロジェクトでは、グローバルに展開するグループの販売、会計情報を全社で一元的に可視化し、経営資源の最適化を図る目的で複数のソリューションを検討し、今回の採用に至った。