テクノロジーが実現する「今日はここで働こう」--内田洋行がオフィス刷新 - 12/17

大場みのり (編集部)

2021-11-12 07:00

 内田洋行は、オフィス・ITツールの新製品発表会「UCHIDA FAIR 2022」に先駆け、11月8日に報道関係者向けの新製品発表会とワークプレイスツアーを開催した。「UCHIDA FAIR 2022」は11月9日~26日まで開催されている。

 同ツアーは新川第2オフィスで実施され、7、6、4、2階が紹介された。本記事では、発表会の内容に加え、従業員の好みや業務に合った働き方を実現するデバイスやオフィス器具をフォトレポート形式でお伝えする。

内田洋行 代表取締役社長の大久保昇氏
内田洋行 代表取締役社長の大久保昇氏

 発表会に登壇した代表取締役社長の大久保昇氏は、「コロナ禍でハイブリッドワークが加速しているほか、生産年齢人口が減少する中、DX(デジタルトランスフォーメーション)で従業員の生産性を向上させる必要がある」と指摘した。

 同社は1989年から、オフィスにおける生産性を「知的生産性」と位置づけ、向上に取り組んできたという。リーマンショック以降は生産性向上の重要性を再認識し、2018年に従業員が日々の業務に合わせて働く場を選択する「ワーク・ブランク」という概念を提唱している。

 内田洋行は、出社している従業員の居場所やオフィスの利用状況を可視化するプラットフォーム「SmartOffceNavigator(スマートオフィスナビゲーター)」を提供するとともに自社でも利用している。同基盤は「Microsoft 365」などのグループウェアと連携し、モバイル端末からその日の業務に適した働く場所の検索・予約や、出社している従業員とのコンタクトを支援する。オフィス管理者の視点では、施設の利用状況に関するデータをオフィスの継続的な改善に活用することができる。

 同基盤では、グループウェア、無線ネットワーク機器、組織情報管理システムなどの情報基盤、会議室運用管理システム「SmartRooms(スマートルームズ)」、個室・オープンミーティングの運用管理システム「RoomSense(ルームセンス)」、CO2濃度・空調・照明のセンサーなどが連携し、統合されたUX(ユーザー体験)で従業員の柔軟な働き方を支援する(図1)。

図1:SmartOffceNavigatorのシステム全体像(出典:内田洋行) 図1:SmartOffceNavigatorのシステム全体像(出典:内田洋行)
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左奥にある「Puller(プラー)ウォール」は、自由に動かして壁を作ったり、ホワイトボードを装着して至る所にアイデアをメモしたりできる。ここでは立って徹底的な議論ができるよう、高めのテーブルが用意されている

左奥にある「Puller(プラー)ウォール」は、自由に動かして壁を作ったり、ホワイトボードを装着して至る所にアイデアをメモしたりできる。ここでは立って徹底的な議論ができるよう、高めのテーブルが用意されている

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