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名古屋医療センターや富士通Japanら、電子カルテシステムとAI診療支援の連携を実証

NO BUDGET

2021-11-11 15:59

 国立病院機構名古屋医療センター(名古屋医療センター)、富士通Japan、プレシジョンは、コロナ禍における問診に関連した医療従事者の負担軽減や診療の質の向上を目指し、電子カルテシステムと人工知能(AI)診療支援を連携させた実証実験を開始した。12月31日まで実施する。

 実証では、富士通Japanの電子カルテシステム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-HX(ホープ ライフマークエイチエックス)」(HOPE LifeMark-HX)と、プレシジョンが開発・提供するAI診療支援「今日の問診票」を活用する。

 HOPE LifeMark-HXとタブレット上で問診を行う今日の問診票を連携させることにより、患者が院内タブレットに入力した詳細な問診内容から、AIが電子カルテの下書きを作成する。同時に、約2000人の著名医師の監修による医学情報データベースを検索し、症状や所見、鑑別診断、治療方法などの診療に関わる詳細情報を電子カルテシステムの画面に表示する。これらの情報を、医師の診療やカルテ作成、看護師の問診などに活用することによる、診療の質の向上や外来診療の効率化、診療時間の短縮などにおける有効性を検証する。

 患者サービスの向上における有効性の検証では、新しい問診の仕組みを活用することで、従来と比較し、問診への回答のしやすさや院内での待ち時間短縮などに効果があるかを検証する。

 医師の診察などの負荷軽減における有効性の検証では、患者が事前に入力した問診データから、AIが電子カルテの下書きを作成し、医学情報データベースの情報も活用することで、カルテ作成時間の短縮、診療に関する情報の検索性向上などに効果があるかを検証する。

 看護師やクラークの問診確認作業などの負荷軽減については、問診票の入力チェック機能の活用による入力精度の向上などが、看護師やクラークによる各診療科受付の負担軽減において有効性があるかを検証する。タブレットを使った詳細な問診により、新型コロナウイルスなどの感染症の疑いがある患者をより早く判断することができるか、従来の定型の問診票や口頭での問診と比較して、その患者が院内で他の患者と接触する時間を減らせたか、密の回避ができていたかなども検証する。

 今後、3者は本実証実験に用いたシステムの連携機能の拡大を図るとともに、ニューノーマル時代における安心・安全な医療の提供を目指してAIなどのデジタル技術を活用したヘルスケア分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力に推進していく。

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