マイクロソフト「OneDrive」デスクトップ版、「Windows 7/8/8.1」で2022年3月に同期終了

Liam Tung (ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)

2021-11-11 14:31

 「Windows 7」「Windows 8」「Windows 8.1」デバイス向けの「OneDrive」デスクトップ版アプリのアップデートが、米国時間2022年1月1日以降提供されなくなる。2022年3月1日以降、これらのOSを搭載するPCで、OneDriveデスクトップ版アプリを利用している場合、PCに保存したファイルをMicrosoftのクラウドと同期できなくなる。

 Windows 7は、2020年4月にサポート期間が終了している。MicrosoftはWindows 7のパッチを提供しないため、セキュリティ上のリスクが高まっている。それでも、「WannaCry」のようなランサムウェアが猛威を振るった際には、例外的にセキュリティアップデートが提供された。

 Microsoftは、Windows 7とWindows 8.1の延長サポートを2023年1月10日まで提供するとしている。Windows 8は2016年1月12日にサポート期間が終了した。

 同社は、「現在これらのOSのいずれかを利用しているユーザーは、『Windows 10』か『Windows 11』にアップグレードし、混乱を避けるよう推奨する」としている

 Windows 10は2015年にリリースされ、サポート終了は2025年10月の予定だ。Windows 11は10月5日に一般提供が開始された。Microsoftが最小ハードウェア要件を定めていることなどから、Windows 11の導入ペースは比較的緩やかだ。

 Microsoftは、「Windows 10やWindows 11へのアップグレードのシステム要件を満たしていないマシンでは、ウェブ上のOneDriveに手動でファイルをアップロードすれば、ファイルをバックアップして、保護することができる。すべてのデバイスで、ファイルの利用、編集、共有を継続できる」としている。

 「法人向けのデスクトップ版OneDriveアプリケーションを利用している場合、2022年1月1日以降、このアプリのサポートは、Windowsのサポートライフサイクルに沿うことになる」(Microsoft)

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]