「Windows 7」「Windows 8」「Windows 8.1」デバイス向けの「OneDrive」デスクトップ版アプリのアップデートが、米国時間2022年1月1日以降提供されなくなる。2022年3月1日以降、これらのOSを搭載するPCで、OneDriveデスクトップ版アプリを利用している場合、PCに保存したファイルをMicrosoftのクラウドと同期できなくなる。
Windows 7は、2020年4月にサポート期間が終了している。MicrosoftはWindows 7のパッチを提供しないため、セキュリティ上のリスクが高まっている。それでも、「WannaCry」のようなランサムウェアが猛威を振るった際には、例外的にセキュリティアップデートが提供された。
Microsoftは、Windows 7とWindows 8.1の延長サポートを2023年1月10日まで提供するとしている。Windows 8は2016年1月12日にサポート期間が終了した。
同社は、「現在これらのOSのいずれかを利用しているユーザーは、『Windows 10』か『Windows 11』にアップグレードし、混乱を避けるよう推奨する」としている。
Windows 10は2015年にリリースされ、サポート終了は2025年10月の予定だ。Windows 11は10月5日に一般提供が開始された。Microsoftが最小ハードウェア要件を定めていることなどから、Windows 11の導入ペースは比較的緩やかだ。
Microsoftは、「Windows 10やWindows 11へのアップグレードのシステム要件を満たしていないマシンでは、ウェブ上のOneDriveに手動でファイルをアップロードすれば、ファイルをバックアップして、保護することができる。すべてのデバイスで、ファイルの利用、編集、共有を継続できる」としている。
「法人向けのデスクトップ版OneDriveアプリケーションを利用している場合、2022年1月1日以降、このアプリのサポートは、Windowsのサポートライフサイクルに沿うことになる」(Microsoft)
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。