伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と日本IBMは、CTCのクラウド分野におけるサービスラインアップの拡充や事業拡大を目的に、戦略的パートナーシップを強化する。
CTCは、ハイブリッドクラウド環境を継続的に最適化して提供するサービス群を「OneCUVIC」というブランド名で展開しており、各サービスの強化を進めている。今回予定しているパートナーシップ拡大もその一つだという。
CTCと日本IBMは両社のサービスを組み合わせてOneCUVICを拡充し、強化することを検討する。具体的には、ITインフラ利用型サービス、アプリケーションのモダナイズ化を支える基盤サービス、マルチクラウドインテグレーション/マネージドサービス、マルチクラウド環境下におけるマネージドセキュリティサービスの4分野でサービスを拡充する。
両社が組み合わせを検討するサービスプロダクトは、CTCオリジナルのホステッドプライベートクラウドであるCUVICシリーズをはじめ、CTCデータセンターサービス、CTCマルチクラウドマネージドサービス、CTC C-Nativeサービス、IBM Cloud、IBM Power、IBM Cloud Satellite、Red Hat OpenShift、IBM Cloud Pak for Watson AIOpsに代表される各種ミドルウェアなど。
今回の取り組みにより、現在3つのデータセンターから提供しているCTCのCUVICシリーズは、第4・第5(東日本・西日本)のデータセンターを加えて、IBM Cloudとつながる。これにより、全世界60拠点以上に展開するデーセンターネットワーク上のIBM Cloudを利用して両社のビジネス拡大が見込まれる。