グーグル「ビジネスメッセージ」で対話型AIを強化する「Bot-in-a-Box」

Stephanie Condon (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2021-11-18 11:54

 対話型の人工知能(AI)を支えるテクノロジーは目覚ましい進歩を遂げており、コロナ禍もあって、顧客はこの技術を抵抗なく受け入れてきた。それでも、この種のツールを導入する上で敷居の高さを感じている企業もあるとGoogleは指摘する。こうした状況の改善に向け、Googleは「Bot-in-a-Box」という機能を活用している。

 Bot-in-a-Boxは同社が提供している「Business Messages」(ビジネスメッセージ)の一部となっている。Business Messagesは、企業が「Google検索」や「Googleマップ」、自社のビジネスチャンネルを介して人々とつながれるようにするための対話型メッセージングサービスだ。例えば、米食品スーパーのAlbertsonsはBusiness Messagesを利用し、ワクチン接種に関する情報に顧客が簡単にアクセスできるようにしている。GoogleでSafeway(Albertsons傘下のスーパーマーケット)を検索すれば、Google検索上のメッセージ用のボタンから、ワクチンの利用可能状況や予約方法などを受け取れるようになる。

 Bot-in-a-Boxは、「Dialogflow」などのGoogleのAIツールを利用し、既存のFAQを自動化されたBusiness Messagesに簡単に変換することができる。企業が顧客から受ける最も一般的な質問に関連する回答を提供する、実際の人のようなバーチャルエージェントを数分で開始できる。コードを書く必要はない。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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