ドメイン登録やウェブホスティングサービスを提供するGoDaddyは米国時間11月22日、同社の「Managed WordPress」ホスティング環境に権限のない第三者からのアクセスがあったことが分かったと米証券取引委員会(SEC)に報告した。顧客100万人以上のメールアドレス、アカウント番号、パスワードなどのデータが漏えいした恐れがあるとしている。
提供:GoDaddy
同社は、9月6日以降、権限のない第三者が脆弱性を悪用して顧客情報へのアクセスを獲得しており、11月17日に発覚したと述べている。
GoDaddyによると、アクティブまたは非アクティブなManaged WordPressの顧客最大120万人分のメールアドレスとアカウント番号のほか、プロビジョニングの時点で設定された最初のパスワードなどにアクセスされた恐れがある。これらの認証情報がまだ使われている場合、同社はパスワードをリセットしたとしている。
アクティブな顧客のsFTPとデータベースのユーザー名とパスワードも流出した恐れがあるが、GoDaddyはこれらのパスワードをリセットした。また、一部のアクティブな顧客のSSL秘密鍵も漏えいした恐れがある。GoDaddyは、該当する顧客に対し、新しい証明書の発行と設定を進めているところだと説明している。
調査は継続中であり、影響を受けた顧客に連絡しているとGoDaddyは述べている。顧客はオンラインのヘルプセンターから直接同社に連絡することもできる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。