SCSKは、SAP S/4HANAの機能拡張開発を行うソリューション「Add-Value for SAP BTP」の提供を開始した。2025年までに20社への提供を目指す。
同ソリューションは、SAPのクラウド基盤「SAP Business Technology Platform」に、これまでSCSKがクラウドネイティブ開発の実績から得た独自の機能・部品を付加したもの。SAP Business Technology Platformを効率的に活用し、SAP S/4HANAの標準機能では対応できない各社固有のアドオン機能を開発することが可能となる。
「Add-Value for SAP BTP」概要
Add-Value for SAP BTPの導入によりSAP Business Technology Platformの活用が促進され、それによりITインフラの保守を必要とせず、アプリケーションを短期間で構築できるPaaSのメリットを生かした変化に柔軟に対応できる基幹システムを構築できるという。
クラウドネイティブ開発を効率化させるSCSK保有のアプリケーション基盤から、SAP Business Technology Platform上に適用可能な機能を抽出し利用することにより、同プラットフォーム上のJavaアプリケーション開発を効率化させる。
SCSKでは、Add-Value for SAP BTPの活用で、SAP関連技術者だけでなく、Java開発技術者がSAPの機能拡張開発を容易に行えるようになり、SAP S/4HANA導入における人的リソース不足解消と開発生産性向上を実現できるとしている。