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AWS re:Invent

AWS、オンデマンドのサーバーレスソリューション発表--4つの製品で

Michael Gariffo (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2021-12-01 14:36

 Amazon Web Services(AWS)の最高経営責任者(CEO)Adam Selipsky氏は米国時間11月30日、「Amazon Redshift」と「Amazon EMR」(旧称「Amazon Elastic MapReduce」)、「 Amazon Managed Streaming for Apache Kafka」(Amazon MSK)、「Amazon Kinesis」という4つのソリューションそれぞれに対応する新たなオンデマンドのサーバーレスソリューションを発表した。

 Selipsky氏によると、今回のアップデートのベースにある目標は、よりアジャイルなチャネルを作り上げるというものだという。これにより顧客は、サービス上の責務を大規模かつコスト効率に優れたかたちで達成するための、クラウドをベースにしたサービスの活用が可能になるという。

 これはAmazon Redshiftの場合、構造化された、そして半構造化されたSQLデータへのアクセスを、データウェアハウスや運用データベース、データレイクをまたがって提供しつつ、データウェアハウスインフラを必要としないサーバーレスバージョンが実現されるということを意味している。このサービスは、「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)や「Amazon Aurora」「Amazon Relational Database Service」(Amazon RDS)との互換性を有しており、要求の変化に対応するための自動的なプロビジョニングやスケーリングもサポートしている。

 同様の自動的なスケーリング能力は「Amazon Kinesis Data Streams」でもサポートされるようになった。これにより、利用状況の変動に対応でき、リアルタイムでの処理とプロビジョニングを提供する、柔軟かつオンデマンドのストリーミングソリューションがもたらされる。また、このサービスは動的なシャードスケーリングをサポートしており、各シャードは1MB/秒または1000レコード/秒のインジェスト(取り込み能力)、最大2MB/秒のエグレス(データ出力)が可能となっている。さらに「Amazon Kinesis Data Stream API」を介してストリーム能力を調整し、膨大なワークロードのバランス能力を向上させることも可能だ。

 同社は、新たな「Amazon EMR Serverless」も大規模ワークロード処理で力を発揮できると考えている。このソリューションは、「容易に高いコスト効率で、データエンジニアやアナリストがペタバイトスケールのデータアナリティクスをクラウドで実行できるようにする」ものだ。構成、管理、最適化、セキュリティは自動で処理され、「Apache Spark」「Hive」「Presto」などのオープンソースのフレームワークを利用して構築されたアプリケーションの実行をサポートする。

 AWSによると「Amazon MSK Serverless」は、開発者が手作業で容量管理を実施せずとも「Apache Kafka」をより容易に実行できるようにするための新たなタイプのクラスターだという。MSK Serverlessでは、これらのニーズにコンピュートリソースとストレージリソースの自動的なプロビジョニングとスケーリングによって対応することで、ストリーミングや維持されるデータをより高精度で統制できるようになる。

 これら4つのAWSソリューションにおける主なセールスポイントとして、アジリティーの向上というものもあるが、それ以外にもオンデマンドであるが故にもたらされるコスト面でのメリットが挙げられる。これにより、各サービスの現バージョンが提供するリソースを目一杯活用していないユーザーや、自社の特定ニーズのために購入過多になりクラウド予算を上回るという恐れからこれらサービスの購入に二の足を踏んでいる潜在顧客に対して、コスト面での大きなメリットがもたらされる。

 Selipsky氏はこの4つのサービスについて、大型イベントを扱うチケット販売業者や予想外の販売急増に対応する必要のあるオンライン小売業者など、オンラインのプレゼンスを素早くスケールさせる必要のある企業にとって特に魅力的なサービスになることに同社は期待していると述べた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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