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AWS re:Invent

AWS、デジタルツイン構築を容易にする「IoT TwinMaker」発表--車両データ向け「IoT FleetWise」も

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2021-12-01 13:17

 Amazon Web Services(AWS)は米国時間11月30日、2つの新たなIoT製品を発表した。自動車メーカー向けのフリート管理のための「AWS IoT FleetWise」と、企業が物理資産のデジタルツインを簡単に作成、利用できるようにする「AWS IoT TwinMaker」だ。

 AWSの最高経営責任者(CEO)Adam Selipsky氏は、「AWS re:Invent」の基調講演でTwinMakerについて説明し、「これまで、新しい製品をテストしたければ、物理的な製品を作るしかなかった」と語った。今では企業が製品のデジタルツインを作ってテストを行うこともできるようになったが、そのためには専門の開発者チームと、さまざまな情報源からデータを取り組み、データ間の関係性をマッピングし、それらを組み合わせて3Dモデルを作成するというような煩雑な作業が必要だったという。

 IoT TwinMakerはビジネスアプリケーションやビデオフィードなどの情報源を簡単に連携させることができる。さまざまなソースからデータを簡単に集められるようにするために、「AWS IoT SiteWise」「Amazon Kinesis Video Streams」「Amazon S3」などと接続するためのコネクターが用意されている。また、情報源の間の関係性をマッピングしたナレッジグラフを自動的に作成し、デジタルツインをリアルタイムの情報で最新の状態に更新できるようになっている。顧客は、CADやBIMのファイルや点群データのスキャンなどの既存の3DモデルをIoT TwinMakerにインポートして、物理システムの3D視覚情報を作成したり、ナレッジグラフからのデータを3D視覚情報にオーバーレイしてデジタルツインを作成したりすることができる。

 デジタルツインが作成されれば、開発者は「Amazon Managed Grafana」用のAWS IoT TwinMakerのプラグインを利用して、デジタルツインを表示するウェブベースのアプリケーションを作成できる。また、予知保全のために、異常が検出された際のアラートを送信するルールを設定することもできる。

 IoT FleetWiseは、自動車メーカーが簡単かつ従来よりも低コストで車両のデータをほぼリアルタイムで収集、変換し、クラウドに転送できるサービスだ。これを利用すれば、百万台単位の車両から膨大な量のデータを収集し、標準化することができる。また、インテリジェントなフィルタリング機能を適用して必要な情報を見つけ出すことで、ユースケースに応じた適切なデータを収集し、変換するデータの量を大幅に削減できる。また、AWS上に保存されたデータを利用して、遠隔診断を行ったり、車両群の正常性を分析することも可能だという。

 AWS IoT TwinMakerは現在、米国東部(バージニア北部)、米国西部(オレゴン)、アジアパシフィック(シンガポール)、欧州(アイルランド)などのリージョンでプレビューを利用できるようになっている。今後さらなるリージョンで利用可能になる。AWS IoT FleetWiseは、米国東部(バージニア北部)、欧州(フランクフルト)でプレビューが提供されている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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