アサヒグループホールディングス(アサヒグループ)は、従業員体験の最大化を実現するためのデジタルワークフロープラットフォームとして、ServiceNowのIT Service Management(ITSM)を導入し、10月から運用を開始している。ServiceNow Japanが発表した。
ITサービスに関する従業員からの問い合わせや申請業務から着手し、国内従業員約1万8000人を対象にITSMを活用し、既存の申請業務を完全に置き換えた。
ITSMの導入で、すべてのIT申請をITSM上で記入することにより、申請から承認、申請内容の作業を完了するまでの進捗状況までを可視化し、管理することが可能となった。また、申請者と対応者のやり取りや必要な情報の検索が可能なポータルを提供することで、すべての従業員が必要なときに必要な情報に容易にアクセスすることができるようになった。
これまでアサヒグループでは、表計算や文書ファイルによる申請書が多く、それぞれに記入した後、電子メールに添付して関係者に回していた。そのため、ワークフローが体系化されておらず、属人的なやり取りが発生するケースがあった。また、申請に対して承認された後、申請内容を進める作業については、進捗や申請者と作業者間のコミュニケーションなどが可視化されていなかった。