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スキル不足解消のカギとしてのローコード/ノーコードソリューション

Joe McKendrick (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2021-12-09 06:30

 デジタル化の流れは2020年代に入って、かつてないほどの勢いを見せているが、落とし穴もある。そうしたデジタル化を推進する、スキルを有した開発者やエンジニアの数が足りていないのだ。このため、あなたがITサポートなしで新興企業を立ち上げようとしているのか、IT関係の人材確保に難を抱えているFortune Global 500企業の幹部であるのかにかかわらず、将来的にITインフラのほとんどはローコスト/ノーコードプラットフォーム上に構築される可能性がある。

 テクノロジー部門の幹部から、起業家精神の擁護者に転じたJustin Welsh氏は最近のツイートで、「私は起業家として2年で100万ドル(約1億1300万円)を超える年収を得るようになったが、コードは1行も記述しなかった」と述べた。そして同氏はローコード/ノーコードツールが大きく役立ったとし、「Gumroad」(コンテンツ販売プラットフォーム)や、「Canva」(グラフィックデザインツール)、「Outseta」(SaaSをベースにしたCRMから決済、サブスクリプション、電子メールの自動化、ゲート付きコンテンツまでを網羅するツール)、「AirTable」(ビジネス組織向けデータベースツール)、「Loom」(動画プレゼンテーション作成ツール)、「Zapier」(タスクの自動化ツール)を例に挙げた。

 より規模の大きな企業界隈(かいわい)もローコード/ノーコードへの関心を示し、注目している。大手投資銀行のGoldman Sachsは、APIやサービス指向ソリューションの展開を容易にする製品を開発するWSO2に9000万ドル(約102億円)を出資するという。The Wall Street Journalが報じたようにGoldman Sachsは、迫りくる開発者スキル不足という問題に取り組むために「営業や財務といった業務の担当者が自らのアプリを作成できるようにする」というWSO2の能力に着目している。

 WSO2の創業者であり、最高経営責任者(CEO)でもあるSanjiva Weerawarana氏は同社ブログへの関連投稿に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の危機によって「企業のデジタル変革が数年単位で加速され、より多くの従業員がソフトウェアの開発や配備に貢献するようになっている」と記し、「企業は新たなデジタル製品やデジタルサービスを提供するために、APIの管理や、統合、顧客IDアクセス管理(Customer Identity and Access Management:CIAM)に関連するテクノロジーの導入を民主化するソリューションを必要とするようになっている。われわれは、従業員の生産性向上だけでなく、信頼され、魅力ある顧客エクスペリエンスの創造に向けたより堅牢なローコードアプローチに対する需要を目にしている」と続けている。

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