Microsoftは、「Windows 11」ユーザーが「Edge」ブラウザーを利用するよう、ほかのブラウザーへの切り替えが難しくなるようにしようとしていたとみられる。しかし、そのような仕組みは変更されるかもしれない。
MicrosoftウォッチャーのRafael Rivera氏は、先週「Dev Channel」で公開されたWindows 11の最新テストビルド「Build 22509」で、新たなブラウザーの「Set default」(既定を選ぶ)ボタンがあることを発見した。この新しいボタンが一般提供されるWindows 11リリースに組み込まれれば、再びEdge以外のブラウザーを選択しやすくなるだろう。
Microsoftは8月、既定のブラウザーを設定する方法に変更を加え、Edgeから別のブラウザーに切り替えたいユーザーは手動で多くの設定を選択しなければならなくなった。11月には、ユーザーがプログラムをほかのウェブブラウザーにリダイレクトすることを可能にするEdge固有のプロトコルをロックしていると報じられた。Edge以外のブラウザーを簡単に選択できるようにする「EdgeDeflector」などのツールをブロックしているとみられていた。
Microsoftの広報担当者は、Windows 11は「Windowsは明確に、さまざまなウェブブラウザーを含むアプリケーションやサービスをプラットフォーム上で有効にしている」と述べていた。
Windowsの関係者はThe Vergeに対し、Microsoftが既定のブラウザーボタンを実際にテストしていることを認めた。
Microsoftは筆者にも同じ内容を伝えた。広報担当者は、この変更を適用する可能性のある時期について話すことは控えると述べた。Windowsマーケティング担当ゼネラルマネージャーAaron Woodman氏の声明は、「1日にDev ChannelにリリースされたWindows 11 Insider Preview Build 22509で、Windows Insiderが『デフォルトブラウザー』をhttp:、https:、.htm、.htmlに登録するアプリに設定する機能を整理した。今後もWindows Insider Programで、顧客のフィードバックやテストに基づいて、われわれが新しいことにトライしていることが分かる」という内容だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。