アクセサリーの輸入販売を行うジュリアは、全社員に「LINE WORKS」を導入した。同サービスを展開するワークスモバイルジャパンが発表した。導入サポートは、USEN Smart Worksが導入サポートを担当した。
ジュリアでは、卸売先である全国各地の販売店に営業社員が出張する機会が多く、電話とメールのみの連絡手段では業務連絡がスムーズに行えないといった課題があった。LINE WORKSの導入により、本社と出張中の社員が円滑に情報共有できる環境が整った。
また、これまでは電話やファクシミリで商品を受発注しており、聞き間違いや書き間違いによるミスが発生することがあった。だが外部トーク連携で取引先とつながり、店舗の商品ラックの写真をトークで送受信し、補充すべき商品を写真で確認して受発注を行う仕組みを作ることで、受発注のミスをなくすとともに業務効率化を実現した。
部門や業務内容ごとの情報共有には「グループトーク」を活用し、全社員に共有したい情報は「掲示板」に掲載することで、効率的な情報共有が可能となった。また、ビデオ通話機能を活用したオンライン会議、カレンダーによる社員間のスケジュール共有、アンケート機能を活用した社内の意見収集など、全社のコミュニケーションを促進するグループウェアとしてLINE WORKSを活用している。
これまで出張手配には月額の管理サービスを利用していたが、コロナ禍以降は感染予防で出張日数を減らしたため、同社は固定費がかからないサービスの利用を検討していた。そこで、予約が確定するまでは無料で利用でき、出張手配に応じた従量課金制の「トラベルjp for Business」を導入することで月額コスト削減が実現したという。
トラベルjp for Businessでは、LINE WORKSのトーク上で専任コンシェルジュに飛行機、電車、宿泊、レンタカーなどの手配を一括して依頼できることから、出張手配に関わる工数も削減された。

取引先との外部トーク連携を用いて受注の仕組みを構築(左)、トラベルjp for Businessを活用し、出張手配はコンシェルジュが全て代行(中央・右)