契約ライフサイクル管理(CLM)システム「ContractS CLM」を提供するContractSは12月7日、同システムが「Okta Integration Network」(OIN)登録済みアプリケーションとしてSystem for Cross-domain Identity Management(SCIM)規格に対応したと発表した。
企業が業務で利用するクラウド型アプリケーションの急増により、それらを利用するためのユーザーアカウントを従業員に割り当てたり、退職や部署異動などにより解除したりする作業がIT管理者の負担となっている。また、退職者のアカウント解除漏れによる情報漏えいのリスクも増大しているという。
今回の発表により、アイデンティティー管理・認証基盤プラットフォーム「Okta Identity Cloud」を使用するContractS CLM導入企業は、Oktaの「Lifecycle Management」経由でユーザーアカウントのアクセス権を一元管理でき、ユーザーのプロビジョニング作業の自動化が可能になる。
これにより、IT管理者の負担が軽減され、ユーザーに必要なタイミングで迅速にアカウントを付与できるようになる。ユーザーは、SAMLによるシングルサインオン(SSO)が可能となり、業務をスムーズに開始することができる。また、不要なアカウントを自動解除し、解除漏れによるセキュリティリスクを低減することも可能になる。
ContractS CLMは2021年6月、OINに登録。これにより、ContractS CLM導入企業のIT管理者は、Identity Cloudを利用し、Security Assertion Markup Language(SAML)認証方式によるSSOを迅速に設定できるようになっていた。
