リログループ、脅威対応の迅速化と運用管理向上のためエンドポイントセキュリティを統合

NO BUDGET

2021-12-21 09:50

 リロケーションサービスなどを主軸とするリログループは、エンドポイントセキュリティをパロアルトネットワークスの「Cortex XDR」に統合した。同社は製品の概念実証(PoC)を経て現在、国内の拠点とテレワーク環境にある約5000台のPCクライアントで稼動させている。

 Cortex XDRは、あらゆる場所のデータを統合し、最先端のサイバー攻撃を阻止する、XDR(Extended Detection and Response)プラットフォーム。今回の統合でリログループでは、インシデントの原因究明に要する時間を短縮化し、脅威の影響範囲も容易に特定できるようになった。脅威対応が迅速化され、セキュリティ監視業務の負荷が軽減されたほか、エージェントのバージョンアップ管理や無駄なインストール作業が不要になるなど、運用管理面の効率化も実現しているという。

リログループのCortex XDR活用イメージ
リログループのCortex XDR活用イメージ

 Cortex XDRについて同社は、人工知能(AI)分析に基づき回避行動をとる攻撃活動などの脅威も検出・対処できる包括的なEPP(Endpoint Protection Platform)機能と、継続的な脅威の監視とインシデント対応を実現するEDR(Endpoint Detection and Response)機能を併せ持っていることを評価し、採用を決定したとする。

 同社では、従来複数ベンダーのエンドポイントセキュリティ製品を使用していたが、セキュリティインシデントの調査、脅威の検出や分析の業務が煩雑となり、多くの時間を要していたため、脅威対応の迅速化や運用管理の効率化の妨げとなっていた。

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