積水化学工業は、次世代の法人間取引(B2B)の連携基盤として「OpenText B2B Managed Services」を採用した。
同社では、B2Bの受注業務において。取引先約8000社のうち75%を占める小規模な代理店や工務店(約6000社)からの受注をファクシミリやメール添付、電話で行っててた。このため基幹システムへのデータ入力作業で過大な負荷がかかっており、煩雑なマニュアルプロセスがボトルネックになっていた。
同社は当初、EDI(電子データ交換)サーバーの内製や既存EDIシステムのバージョンアップも検討したが、スピード感を持って進めるには限界があると判断、取引先ごとに仕組みが異なるB2B領域を切り出し、基幹システムとのインターフェースを一本化し、デジタル取引の範囲を広げることとした。
2018年頃から新たなB2B連携の仕組みを検討した結果、クラウド型でB2B/EDIデータ交換を実現するOpenText B2B Managed Servicesおよびウェブ、モバイルでの受注に対応するカスタムB2B/ECを担う「OpenText Order Application Portal」の構築を決定した。今後グローバル標準の仕組みを導入することで、業務プロセスの標準化を図っていく。