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未来を感じさせるLAの「SoFiスタジアム」、大規模ネットワークを支えるインフラとは

Zeus Kerravala (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2022-01-12 06:30

 筆者は先日、Cisco Systemsの招待を受け、ロサンゼルスに建設された新たなアメリカンフットボール競技場であるSoFiスタジアムの舞台裏ツアーに参加した。SoFiスタジアムは、全米フットボール連盟(NFL)のL.A. RamsとL.A. Chargersの本拠地だ。筆者は個人的に、競技場やアイスホッケーリンク、スタジアムを北米で数十カ所、また欧州でも数カ所ほど巡ってきているが、SoFiスタジアムは最新テクノロジーが導入された競技場という点で、今まで見てきた中で最も素晴らしいものであるのは間違いない。

 テクノロジーの話を始める前に、この場所の広さや規模を説明しておきたい。同スタジアムはイングルウッドのHollywood Park競馬場跡地である広さ310万平方フィート(約29万平方メートル)の敷地に建設されたNFL初の「屋根付きの屋外スタジアム」だ。屋根付きの屋外スタジアムと書いたのは、スタジアムとその上部を覆う屋根が、まるでパラソルのように切り離された構造になっているためだ。スタジアムの収容人数は、NFLの試合時には7万人だが、イベントの性質に応じて10万人分まで座席を増設できるようになっている。またここのIT部門はスタジアムの他にも、隣接するアメリカン航空プラザ(American Airlines Plaza)と、6000人を収容できるYouTubeシアター(YouTube Theater)も管理している。

 このプロジェクトはそれだけではない。さらに50万平方フィート(約4万6000平方メートル)に及ぶ土地に住宅や小売店、レストラン、NFLのビルを有した区域を建設する計画や、25エーカー(約10万平方メートル)に達する都市公園とオープンスペースを創出する計画もある。Hollywood Parkが完成した暁には、ニューヨークのHudson Yardに次いで同国で2番目に大きな商業開発地域となる。

大規模ネットワークの運営責任者に聞く

 SoFiスタジアムとHollywood Parkの最高技術責任者(CTO)Skarpi Hedinsson氏の責務は、全システムのスムーズな稼働を保証するというものだ。今回の配備において同氏は、SoFiスタジアムのような施設での展開に精通しており、70を超える実績を有しているテクノロジーインテグレーターのAmpThinkとともに作業を進めた。

 ツアーの間、Hedinsson氏はかなりの時間をかけ、この大規模ネットワーク配備で乗り越えてきた課題の数々を説明してくれた。NFLのファンやコンシューマー、コンサートの常連は誰もが、毎回素晴らしいエクスペリエンスを期待している。このスタジアムは100%デジタル化されているという点で、ネットワークが重要な鍵となっている。チケットはモバイル形式でのみ利用可能となっており、スタジアム内の決済はすべてキャッシュレスで行われる。このため、決済しようとした際にネットワークが機能していなければ、販売機会が失われ、利害関係者に金銭的損失が及ぶことになってしまう。

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