2022年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。
アドビ 代表取締役社長 神谷知信氏
デジタルトランスフォーメーション(DX)が広がる日本において昨年アドビは、「心、おどる、デジタル」というビジョンを発表しました。デジタルによって効率性や生産性を高めるだけではなく、優れたコンテンツをより適切な人に適切なタイミングで届けることで最高の顧客体験を作っていく。私たちは、目の前の課題を解決するだけではなく、その一歩先にある新しい社会や働き方を見据え、他ではなし得ない喜びと感動をデジタルの力で創造することこそが真のDXであると考えています。それには人の自由な発想や創造力(クリエイティビティー)が重要です。このような私たちのデジタルに対する考え方を「心、おどる、デジタル」というビジョンに込めました。
今年、アドビは創業40周年、アドビジャパンは30周年と、節目となる1年を迎えます。アドビはこれからも引き続き、「心、おどる、デジタル」のビジョンのもと、3つのクラウドを横断して「世界を動かすデジタル体験」の実現をサポートしてまいります。「Creative Cloud」でプロのクリエイターだけでなく幅広いユーザーの「つくる力」を解き放ち、「Document Cloud」により文書業務を効率的に行うデジタルワークフローを支え、そして「Experience Cloud」でデジタルビジネスを強化し、収益性とロイヤリティーを促進する顧客体験の設計と提供を支援することで、生産性の向上にとどまらず、お客さまにとって価値を生み出すDXをサポートします。
日本で30年間寄り添ってくださったお客さま、アドビのビジョンを共有する数多くのパートナー、フィードバックをくださり、ユーザー同士の活発な交流を展開するコミュニティーと連携し、今後もお客さまや社会に新しい価値を提供する強力なエコシステムの構築を一層進めてまいります。