IT企業の年頭所感

独自のサービス/製品を市場展開へ--クリエーションライン

ZDNET Japan Staff

2022-01-13 07:00

 2022年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。

 2021年は新型コロナウイルス感染症の影響を社会的にも経済的にも大きく受けた一年でした。 一方でクリエーションラインの需要はコロナ禍でも伸び続け、 2021年3月期は前年度比で売上25%増、利益44%増を実現しました。

 これは弊社が提供しているアジャイル開発支援サービス「Digital Innovation Garage」の需要の高まりが大きな要素となっています。 現在、あらゆる業種・業界がソフトウェアファーストというキーワードのもとソフトウェア開発力を持つということ、その開発力を活用し市場に対して素早い価値提供を実現することが、企業としての価値向上、ひいては事業継続に大きく寄与する時代になっているのではないでしょうか。その大きな需要に対して、それを適切かつ素早くより確実に実現できるとご期待いただき、パートナーとして伴走させていただいていることを、心より光栄に感じております。

 このサービスのユーザーであり、それぞれの業界をけん引されているデンソー、ヨドバシカメラ、東京エレクトロン、本田技研工業などをはじめとした全ての企業さまへ改めてお礼を申し上げますとともに、社会へより一層の価値を提供できるよう、さらなる精進を続けていく所存です。

 また、コロナ禍における環境面で言えば、前述のアジャイル開発を実践しているチームはほぼ100%リモートワークに移行しました。リモートワークでも開発チームのコミュニケーション促進に対応し、チームのパフォーマンスを維持しております。また総務、経理、情報システムなどのバックオフィス部門でも電子化に対応し、99%のリモートワークを実現しました。

 これらの努力により弊社におけるエンゲージメントスコア(企業とそのメンバーとの信頼関係を表す数値)はコロナ禍でも伸びており、リモート環境でも強いチームをつくっていけるという、新たな社会における一つの希望を見い出せたのではないかと感じています。

 事業拡大に伴い、従業員数も増えています。2021年12月時点で257人(正社員及び業務委託/契約社員含む)と、2021年4月時点よりも63人増えています。現在はフルリモートで勤務できることから東京以外のエリアはもちろん、北米や東南アジア各国での採用にも着手しました。 2022年はさらに積極的に攻めの採用活動を行っていく予定です。

 2022年はクリエーションラインにとって新たな取り組みを開始する記念すべき一年です。事業のステージを上げていく取り組みとしてアジャイル開発支援サービスに加えて、弊社として独自のサービスや製品を開発・構築し、市場へ展開してまいります。この計画にはいままでアジャイル開発を実践してこられた各事業会社さまとの共同事業展開も含んでおります。

 2023年度までにそれらの事業の売上比率を全体の12%まで伸長すべく、既にさまざまな動きをスタートさせていますが、2022年はその動きをさらに加速し内容を深くすることで、事業拡大を目指す所存です。事業を拡大することで、より多くのメンバーや協業先の皆さま、そしてITに関わる全ての人がより喜びに満ちた生き方ができる未来を創り出していきたいと考えております。

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