Lenovoの新しいThinkPad X1ノートPCシリーズには、ThinkPad X1 Carbon Gen 10が含まれる。
提供:Lenovo
Lenovoは米国時間1月5日、共同作業やコミュニケーションに高品質のオーディオおよびビデオ機能を必要とするハイブリッドワーカーやビジネスパーソン向けに設計された「ThinkPad X1」ノートPCシリーズを発表した。
新シリーズには、「ThinkPad X1 Carbon Gen 10」「ThinkPad X1 Yoga Gen 7」「ThinkPad X1 Nano Gen 2」が含まれる。
新しいThinkPad X1の主な機能には、高品質のレンズとカメラが格納された新設計のコミュニケーションバーやクアッドアレイ360度遠方界マイクが含まれる。さらに、Lenovoの最新のノイズキャンセリングテクノロジーを備えた「Dolby Voice」も追加された。
LenovoのバイスプレジデントであるJerry Paradise氏は米ZDNetへの電子メールで、「言うまでもないが、ノイズのない高品質なデータストリームを提供する基盤ハードウェアがなければ、ビデオ会議ソフトウェアの価値は下がってしまう。高品質のレンズ、カメラセンサー、マイクハードウェアはすべて快適なリモート体験に不可欠なものだ」と語った。「約20カ月前から誰もがビデオ会議を利用するようになったが、会議の流れが中断されることがよくある。誰かの音声が途切れたり、相手のカメラの品質が低いために、彼らの姿や身振り手振りを交えた説明が見えにくかったりすることが原因だ」
これらのデバイスには、Intelの第12世代「Core」プロセッサーを含む最新の「Intel vPro」と「Windows 11」が搭載されている。一方、Lenovoの「ThinkShield」セキュリティは、ユーザープレゼンス検出を改善して、Lenovoが「よりスマートな」プライバシーと呼ぶものを実現する新しい「Computer Vision」(CV)テクノロジーによって補完されている。
最新のThinkPad X1シリーズの一部モデルで利用可能なコンピュータービジョンテクノロジーは、既知の認識とAIアルゴリズムモデリングに基づいて統合カメラからメタデータを生成するニューラルプロセッシングユニット(NPU)を使用する。このNPUは、「sensAI」テクノロジーを搭載した「CrosslinkNX-17」FPGAであり、Lattice Semiconductorsと共同で設計された。
このテクノロジーは、オフィスで近くを通り過ぎる同僚や自宅の猫とユーザーを識別し、ユーザーがPCの前にいるかどうかを検知する「Human Presence Detection」(HPD)機能で使用されている。HPDは、ユーザーがPCの前に戻ったことを検知すると、PCをスリープから復帰させて、ロックを解除する。
コンピュータービジョンは節電のために、ユーザーが一定時間モニターから目をそらしたときに、ディスプレイをオフにしたり、暗くしたりする機能も備える。これにより、エネルギー効率が向上するほか、公共の場所で作業する際のプライバシーも一層強化される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。