編集部からのお知らせ
「サイバー防衛」動向の記事まとめ
「半導体動向」記事まとめ

欧州宇宙機関が人工衛星ハッキングのイベント開催へ、アイデア募る--セキュリティ向上へ

Allison Murray (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2022-01-13 13:32

 欧州宇宙機関(ESA)は現地時間1月11日、サイバーセキュリティの旗印の下、人工衛星をハッキングするというイベントを発表し、参加を呼びかけた。

 アイデアの応募は2月18日まで受け付けられている。ESAの衛星「OPS-SAT」(Operations nanoSatellite)のペイロードや、実験用のプロセッシングコアをハッキングする方法のほか、その攻撃を検出、緩和する方法についてアイデアを提出する必要がある。OPS-SATと通信できるのはわずか6分間で、ハッキングあるいはその救出のためのアイデアをデモしなければならない。

 OPS-SATのミッションマネージャーDave Evans氏は、「OPS-SATは、内蔵されている堅牢性により、エシカルハッカー(高い倫理観を有した道徳的ハッカー)が安全かつ、適度に現実的な環境で自らのスキルを示すことのできる、軌道上を周回する完璧なプラットフォームになっている」とし、「これは、われわれの現在のミッション、そして将来のミッションを強化していく上で必要となる教訓を得るために特別に開発されたプラットフォームを使用して、欧州中から集まった最高のサイバーセキュリティマインドを有した人々との関わりを通じ、学びを得るというエキサイティングな機会だ」と述べている。

 ESAによると、OPS-SATは、ESAの他の宇宙船より10倍性能が高いフライトコンピューターを搭載しているため、この種の実験に最適だという。

 上位3チームは、4月にパリで開催されるCYSATのカンファレンスに招待され、デモを披露することになる。ESAは特に、クリエイティブで現実的なシナリオ、技術的な実現可能性、教育力などに基づいてアイデアを評価するとしている。

 ESAは、このような「統制された環境」におけるハッキングという手法が、宇宙空間と地上局の双方でサイバーセキュリティを強化し、より完璧なものにする上で役立つとしている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 開発

    日本のコンテナ/Kubernetes環境の本番活用が遅れる理由を2つの調査結果分析から考察

  2. 運用管理

    日本企業のDX推進に立ちはだかる「データ利活用」の壁─壁を乗り越えるための5つのステージを知る

  3. セキュリティ

    支払った身代金の平均額は約17万米ドル、復元できた割合は65% - ランサムウェア被害の現実

  4. ビジネスアプリケーション

    DXを妨げる3つの障壁を解消、内製化アプローチとIT基盤構築でDXを実現するベストプラクティス

  5. セキュリティ

    専門家 1264人への調査結果が示す、ランサムウェア攻撃による深刻な被害コストの実態

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]