ブイキューブは1月12日、メタバース領域に参入し、メタバースでのコミュニケーションサービスを提供すると発表した。その第一歩として「メタバースイベントサービス」を開始し、あらゆる業界におけるイベントのメタバース化を目指す。今後はビジネスでもメタバース活用が進むと見込まれることから、会議や作業支援分野におけるメタバース対応にも着手する。
メタバース空間でのイベントイメージ
世界的にメタバースへの関心は高まっており、ゲーム、SNS、音楽、スポーツ、電子商取引(EC)、イベント、オフィスづくり、街づくりなど、さまざまな分野で取り組みが始まっている。こうした活動が盛り上がるよう、メタバース内のコミュニケーション活性化が注目されている。ブイキューブは、ゲームや音楽、スポーツなど個人が楽しむ分野からオフィスや街などビジネス分野まで、メタバースにおけるコミュニケーションについて相談を受けており、中でもイベントのライブ配信に関する相談を受けているという。
ブイキューブでは、複数のブースを設置できるイベントプラットフォーム「EventIn」、バーチャル空間型イベントプラットフォーム「Touchcast」、オンラインセミナー配信ツール「V-CUBE セミナー」といったシステムと、配信専用スタジオ「PLATINUM STUDIO」や専門スタッフによる運用サポートの両面で、オンラインイベントを支援している。
同社は2021年、多くのオンラインイベントをサポートし、その数は2020年の約4700回を大きく上回るという。規模は数十人から数千人、種類は社内キックオフイベント、株主総会、IR説明会、マーケティングセミナー、交流重視のネットワーキングイベント、カンファレンスと多岐に渡る。こうした知見をメタバースの分野に生かし、国内最大のメタバースイベントサービスプロバイダーを目指すとしている。