パロアルトネットワークスは1月31日、クラウド型アプリケーションセキュリティサービスの最新版「Prisma Cloud 3.0」を発表した。同日から国内で提供している。
最新版は、アプリケーションなどの開発プロセスにセキュリティを組み込む「シフトレフト」を推進すべく、Infrastructure as Code(IaC)のセキュリティスキャンおよびコードの修正機能を搭載した。また、Microsoft Azureへの対応も強化。AzureおよびAzure Active Directory(AAD)連携で権限の分析を含めたAzureインフラにおける権限管理(CIEM)を実現する。これにより、過剰な権限を持つユーザーや未定義状態の権限などクラウドインフラにおけるID管理の問題に対処できるようにする。
この他に、事前定義済みのルールやポリシー生成の自動化の機能で、IDベースのマイクロセグメンテーションの導入を容易にしている。同サービスの機能導入を支援するダッシュボート機能「Adoption Advisor」も搭載され、製品の機能を適切に利用するための案内や効果測定を行う。この機能はベータ版で今後提供内容を拡充するという。