SAPは2021年、ミッションクリティカルな「SAP」ワークロードのクラウドへの移行を支援する「RISE with SAP」プログラムをサブスクリプションで提供開始している。そして先週、SAPはこのサービスの「プレミアムサプライヤー」オプションをIBMとともに提供すると発表した。
IBMは、このプログラムの一環としてのインフラやビジネス変革、アプリケーション管理のサービスを提供する初のクラウドプロバイダーとなる。
また、「BREAKTHROUGH with IBM for RISE with SAP」という新たなプログラムで、「SAP S/4HANA Cloud」への移行を支援するアドバイザリーサービスやクラウド実装、アプリケーション管理、技術的マネージドサービスといった、サービスのポートフォリオを提供する。
IBM ConsultingのシニアバイスプレジデントJohn Granger氏は、「われわれ共通のコミットメントは顧客、特に規制が厳しい業界でデジタルジャーニーに取り組んでいる顧客に対し、ミッションクリティカルなワークロードをハイブリッドクラウドアプローチで移行、あるいはモダナイズするという選択肢を提供しつつ、そのニーズに応じることだ」とコメントしている。
IBMとSAPはこれまでにもパートナーシップを組んでおり、ハイブリッドクラウド環境を利用した事業のデジタル化で多くの企業を支援してきた。ハイブリッドクラウドはIBMにとって成長戦略の重要な要素となっている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。