アクロニス、MariaDBのバックアップ機能を「Cyber Protect Cloud」に

NO BUDGET

2022-02-21 11:19

 アクロニス・ジャパン(アクロニス)は、MariaDBとの新たなパートナーシップを締結した。これにより「Acronis Cyber Protect Cloud」の「Advanced Backup Pack」において、「MariaDB」データベースの保護が可能になった。

 アクロニスのMariaDBに対する新しいサポートにより、サービスプロバイダーはMariaDBデータベースの完全または詳細なリカバリー機能を提供できるようになる。リカバリーが必要な場合、サービスプロバイダーは、その一部であるワークロード全体を待つ必要なく、データやテーブルを迅速に参照し、リカバリーすることができる。

 MariaDBは「MySQL」の派生版として誕生したオープンソースのデータベース。主要なクラウドプラットフォームで利用可能で、現在、Fortune 500企業の75%がMariaDBを利用している。MySQLをそのまま置き換えられるように設計されているため、「WordPress」「Joomla」「Drupal」で構築されたサイトを含め、多くのウェブサイトがバックエンドソリューションとしてMariaDBを導入している。

 サービスプロバイダーは今後、Acronis Cyber Protect Cloudとその拡張オプションであるAdvanced Backup Packを使用することにより、MariaDBを使用するすべての顧客をシームレスにサポートすることができる。MariaDBデータベースのバックアップ設定は、他の20種類以上のワークロードのデータ保護と同じプロセスで簡単に行うことができる。

 同時にMariaDBデータベースの完全または特定データを個別にリカバリーすることができる。このリカバリー機能は、インスタンス、データベース、テーブルレベルでサポートされており、サービスプロバイダーが目標復旧時間(RTO)を減らし、できるだけダウンタイムなく、顧客の重要なデータへのアクセスを復旧できるようになっている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

  5. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]