松岡功の一言もの申す

CIOはビジネス価値の「ゴールデンスレッド」を生み出せ - (page 2)

松岡功

2022-02-24 10:20

CIOが今後3年間で注力したい技術トップ2は「IoT」と「自動化」

 図2のグラフは、「貴社のビジネスプロセスのうち、何%が自動化されていると思うか」という質問に対する業務別の割合を示した結果である。

図2:業務別の自動化の進ちょく(出典:IBM「経営層スタディ・シリーズ:CIOスタディ2021」)
図2:業務別の自動化の進ちょく(出典:IBM「経営層スタディ・シリーズ:CIOスタディ2021」)

 レポートではこの調査結果について、「サプライチェーンから製造、財務、調達、マーケティング、研究開発に至るまで、組織のビジネスプロセスに占める自動化の割合は40%程度に上る。こうした自動化はインテリジェントなワークフローを円滑に進め、価値の『ゴールデンスレッド』を生み出し、企業内、さらにはエコシステム全体のつながりを強化していく」と解説している。

 この各業務の自動化の割合については、回答者であるCxOの感触であり、結果としてどう受け止めればよいのか難しいところだが、筆者の感覚では全体的に高いように思う。日本はまだまだこれより低水準なのではないか。

 とはいえ、筆者がこのグラフに注目したのは、「自動化が価値の『ゴールデンスレッド』を生み出す」という解説のくだりだ。

 レポートによると、「ゴールデンスレッド」とは、異なるもの同士を結び合わせ、より価値のあるものに変える「金の糸」を意味する。そして、このレポートでいう価値は「ビジネス価値」と捉えていいだろう。

 そう考えると、「ビジネスプロセスの自動化の進展が業務の間をつなぎ、ビジネスに新たな価値を生み出す」、それこそがゴールデンスレッドだと読み取ることができるだろう。そこに最新のAIを適用していけば、さらなるイノベーションが起きるのではないか。そんなことを考えさせられた調査レポートだった。

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