VMwareは米国時間2月24日、2022会計年度第4四半期と通期(1月31日締め)の決算を発表した。市場の予想をわずかに上回った。2022会計年度のサブスクリプションとSaaSの年間経常収益(ARR)は前年比で24%増加した。
第4四半期の売上高は前年同期比7%増の35億3000万ドル、非GAAPベースの純利益は8億5500万ドル(希薄化後1株当たり2.02ドル)だった。
アナリストは売上高を35億1000万ドル、1株当たり利益を1.96ドルと予想していた。
2022会計年度通期の売上高は、前年比9%増の128億5000万ドルだった。サブスクリプション、SaaS、ライセンスを合わせた通期の売上高は前年比13%増の63億3000万ドルだった。
最高経営責任者(CEO)のRaghu Raghuram氏は、「第4四半期の業績は、当社のマルチクラウドソリューションに対する顧客の需要拡大を反映している。中小企業も大企業も、ソフトウェアベースのデジタル企業へと変革、モダナイズしており、業界はエキサイティングな時期を迎えている」と述べた。「当社は、顧客がマルチクラウド環境でアプリケーションを構築、運用し、セキュリティーを確保できるように支援する上で有利な立場にある」
第4四半期のサブスクリプション、SaaS、ライセンスを合わせた売上高は19億ドルで、前年同期比11%増だった。
第4四半期のサブスクリプションとSaaSの売上高は前年同期比23%増の8億6800万ドル、2022会計年度のサブスクリプションおよびSaaSのARRは前年同期比24%増の35億8000万ドルだった。
エグゼクティブバイスプレジデントで最高財務責任者(CFO)のZane Rowe氏は、「第4四半期は当社が独立企業になり、売上高が120億ドルを突破するなど、当社にとって変容の1年だったが、力強く締めくくることができた」と述べ、「次の会計年度も引き続き、当社のサブスクリプションおよびSaaSポートフォリオの成長加速と、マルチクラウドプラットフォームの拡張に重点を置き、売上高と利益の長期的な成長を実現していく」と語った。
第4四半期の営業キャッシュフローは11億4000万ドル、フリーキャッシュフローは10億1000万ドルだった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。