KDDIと米Intelは、通信設備を収容するデータセンターでの二酸化炭素の排出削減に向けて覚書を締結したと発表した。トラフィックに応じて通信用サーバーを制御することにより、電力消費量の20%削減を目指すという。
両社は、2021年9月~2022年2月に、人工知能(AI)技術を活用してトラフィックに応じた通信用サーバーのCPUを制御する検証試験を実施し、電力消費量を最大20%削減できる可能性を確認したとする。
覚書に基づく取り組みでは、この検証試験の成果を踏まえた商用化の検討や、データセンターでの液浸冷却装置の商用化の検討、Intelの大容量メモリー導入による通信用サーバー1台当たりの収容効率の向上とサーバー台数の削減の検討などについて、さまざまなソリューションの共有・議論・決定に関する協力を強化していくという。