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レッドハット「OpenShift 4.10」リリース--NVIDIAと連携、AIサポート強化

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2022-03-25 07:30

 Red Hatが、「OpenShift」の最新バージョンである「OpenShift 4.10」をリリースした。このバージョンには、企業が人工知能(AI)や機械学習を利用しやすくするための施策が盛り込まれた。

Red Hat
提供:Getty Images

 これはNVIDIAとの協力によって実現されたものだ。具体的に言えば、この最新バージョンのOpenShiftは「NVIDIA AI Enterprise 2.0」に対応し、NVIDIAの認定を受けている。NVIDIA AI Enterpriseは、AIに関する経験が豊富な企業とこれから取り組むという企業の両方が、素早くAIの開発や導入を行えるようにすることを目指したAIソフトウェアスイートだ。NVIDIAはこれを、実績があるオープンソースのコンテナーソフトウェアやフレームワークによって実現している。NVIDIA AI Enterpriseは、Red Hat OpenShiftや「VMware vSphere with Tanzu」などの一般によく使われているデータセンタープラットフォームに対応しているほか、GPUまたはCPUのみで構成されたメインストリームのNVIDIA認定サーバーでも、パブリッククラウド上でも利用できる。その目的は、顧客にすぐに使えるAIプラットフォームを提供し、企業がAIインフラの運用ではなく、AIによるビジネス価値の創造に力を集中できるようにすることだ。

 Red Hatの顧客は、NVIDIA AI Enterpriseのソフトウェアを搭載したNVIDIA認定システムや、以前からサポートされていた高性能なAIワークロード対応コンピュートシステムである「NVIDIA DGX A100」のシステムにRed Hat OpenShiftを導入できるようになった。これによって、AIインフラの導入が簡単になり、MLOpsライフサイクルの統合、加速も容易になる。

 もちろん、最新版のOpenShiftの改善点は他にもある。Red Hat OpenShift 4.10では、サポート対象のパブリッククラウドとハードウェアアーキテクチャーが追加され、オープンなハイブリッドクラウド全体でより広範なクラウドネイティブワークロードをサポートする。追加された新機能には次のようなものがある。

  • 「IPI」(Installer provisioned infrastructure)のサポート対象に「Azure Stack Hub」「Alibaba Cloud」「IBM Cloud」が追加された(Alibaba CloudとIBM Cloudはテクノロジープレビュー)。IPIのプロセスを使用してワンクリックでOpenShift 4を自動的にインストールできるようになった。
  • ArmプロセッサーでRed Hat OpenShiftを使用できるようになった。Armプロセッサーのサポートは、2つの形態で提供される。Amazon Web Services(AWS)向けのフルスタックオートメーションIPIと、既存のインフラで使用しているベアメタル向けの「UPI」(User-Provisioned Infrastructure)によるインストールだ。
  • 「NVIDIA LaunchPad」でOpenShiftが利用可能になり、Red HatとともにNVIDIA AI Enterpriseを利用して、AIとデータサイエンスのワークロード用のリソースを構成、最適化、調整するハンズオンのラボ体験を利用できるようになった。NVIDIA LaunchPadは、企業のITやAIの専門家が、厳選されたラボに無料でアクセスして、NVIDIAの技術を使用したシステムやソフトウェアを利用できるというサービスだ。

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