アドビは専修大学と提携し、デザイン思考を取り入れて社会課題の解決のためのビジネスプランを作成するカリキュラムを共同で開発した。
2022年度前期開講の「ビジネスデザイン特講」(SB)に利用されるこのカリキュラムは、社会課題解決のためのビジネスプラン策定とその作成のためのデザイン思考(またはさまざまな思考法)の体験を目的としており、アドビと専修大学経営学部の見山謙一郎特任教授によって開発された。
欧州で活動するデザイナーで研究者でもある井上史郎氏とも連携し、SDGsとデザイン思考の視点から、学生がバングラデシュの社会課題解決のためのビジネスプランをグループワークで作成する。
グループワークにはアドビのウェブ/モバイルアプリのデザインやプロトタイピングを行うソフトウェア「Adobe XD」を使用し、ビジネスプランの策定を進める。また講義で作成されたビジネスプランは、JETROバングラデシュ事務所長に実際に提案し、現地目線からのフィードバックを受ける予定だ。
Adobe XDはウェブサイト、モバイルアプリ、音声インタラクション、タッチスクリーンのためのデザインとプロトタイプの作成に必要な機能がそろっており、アイデアからエクスペリエンスまでを作成できる。アドビが人文・社会科学系の大学と提携してビジネスデザインのカリキュラムを共同開発し、そのグループワークでAdobe XDを使用するのは国内で初めてだという。