セキュリティ企業のCheck Pointによると、「Java」アプリケーションフレームワーク「Spring Framework」の「Spring4Shell」脆弱性の影響を最も受けた業界はソフトウェアだ。
Spring4Shellは注意を払うべき脆弱性であり、ソフトウェアサプライチェーンの脅威となる可能性もある。Microsoftは先週、広く使用されているJavaアプリケーションフレームワークの深刻な脆弱性にパッチを適用するよう顧客に強く促した。
Spring4Shellに関して報告されている深刻な脆弱性は、VMwareの「Tanzu」製品に影響を与えた「CVE-2022-22947」のほか、「CVE-2022-22963」「CVE-2022-22965」などだ。
Check Pointのデータによると、この脆弱性の問題が明らかになってから数日で、世界の16%の組織がこれらの脆弱性を悪用する試みの影響を受けた。最も影響を受けた地域は欧州だ。また、脆弱性が発見されてから最初の週末に、Check PointはSpring4Shell脆弱性を悪用しようとする試みを約3万7000回確認したと報告した。
Check Pointは、「最も影響を受けた業界はソフトウェアベンダーで、28%の組織が脆弱性の影響を受けた」としている。さらに、教育/研究、保険/法務、ISP/MSP、金融/銀行が続いた。
「Spring Frameworkを使用している組織は、ソフトウェアをすぐに確認し、Springプロジェクトの公式ガイダンスに従って最新バージョンに更新するべきだ」とCheck Pointは指摘している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。