マイクロソフト、コンプライアンスとデータガバナンス製品を新「Microsoft Purview」に

Mary Jo Foley (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2022-04-20 12:44

 Microsoftは2021年9月、データガバナンスプラットフォーム「Azure Purview」の一般提供開始を発表した。同社は米国時間4月19日、このプラットフォームをリブランドするとともに、「Microsoft 365」のコンプライアンスおよびガバナンス製品を「Microsoft Purview」のブランドに加わえることを発表した。この新しいブランドファミリーは、これまでの「Azure Purview」と「Microsoft 365 Compliance」(Microsoft 365コンプライアンス)ポートフォリオの機能を組み合わせたものとなる。

Introducing Microsoft Purview
提供:Microsoft

 同社は新しいMicrosoft Purviewについて、顧客がデータ資産全体で可視性を得られるようにするほか、クラウド、アプリケーション、エンドポイント全体で機密データの保護と管理を支援する、データのリスクと規制コンプライアンスをエンドツーエンドで管理するサービスと位置付けている。

 また同社は、「macOS」エンドポイント向け「Microsoft Purview Data Loss Prevention(DLP)」情報漏えい対策の一般提供(GA)開始を発表した。さらに、機密情報タイプのカタログに、新たに50以上の分類子を追加している。このほか、「iOS」「Android」のモバイルデバイス向けの暗号化された文書の共同編集機能のプレビュー版を提供する。「Microsoft Purview eDiscovery」(Premium)では、「Microsoft Teams」で関連データを容易に特定できるようにする複数の機能を追加している。

 同社はここ1年間で、さまざまなエンタープライズ製品とクラウド製品をリブランドしているほか、プライバシー管理製品を「Microsoft Priva」ブランドの下で提供するなど、関連するサービスをMicrosoftブランドのスイートとしてまとめている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]