日鉄ソリューションズ、従業員EX管理ソリューション採用--従業員エンゲージメント向上をめざす

NO BUDGET

2022-05-06 07:40

 日鉄ソリューションズは、クアルトリクスの従業員エクスペリエンス(EX)管理ソリューション「Qualtrics EmployeeXM」を採用した。さらに、ソリューションから得られた結果をさらに深く理解し、効果的なアクションを実践するため、EXの専門家によるアドバイザリーサービスも併せて採用している。クアルトリクスが発表した。

 同ソリューションは、従業員エクスペリエンスの専門家が作成したエンゲージメント設問を利用した従業員調査を実施することが可能。ここから得た結果をリアルタイムで参照し、ダッシュボードなどを使ってテキスト解析などの高度な分析・結果が直感的に理解することができる。また、結果を社外のベンチマークと比較することや、改善のための推奨アクションを参照することもできる。

 クアルトリクスのEX管理ソリューションには2021年から新フレームワーク「EX25」が組み込まれている。同フレームワークは、企業が従業員の声を定期的に収集できるように設計されており、すべての従業員の職場体験に影響を与える25の重要な要因を取り上げている。従業員の進化するニーズや優先事項に対応し、従業員のエンゲージメントと定着率を向上させるためのアクションの検討・実行に役立つ。

 日鉄ソリューションズは、同ソリューションを導入することで、調査の配信から集計・アクション管理までが単一のプラットフォームで実施可能になることや、実施アクションの有効性が具体的に確認可能となることを評価した。また調査から集計・分析までのスピードが早いことも採用の決め手となった。さらに、自社ニーズに合わせて自由に設定できる高度な柔軟性、高度なセキュリティ、グローバルレベルで培われた実績なども導入のポイントになった。

 従来同社では、組織のエンゲージメント状態や重点施策の状況を迅速に把握し、必要なアクションを起こし、常に組織のエンゲージメントを高め続けるための仕組みづくりをめざしていた。そのためには、従来から実施していた組織風土に関する調査、分析、フィードバックの一連のプロセスを短縮化することに加え、調査によって可視化された課題に対するアクションが会社単位、職場単位で確実に実施され、さらに、そのアクションの効果を測定することが重要であるとしていた。

 今後同社では、年に一度のエンゲージメントサーベイで得た結果を定点観測のために利用しながら、調査結果に基づいたワークショップを組織単位で実施する予定だ。また、より細かなニーズの調査のため、年に複数回のパルスサーベイを必要に応じて実施していくことも計画している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  5. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]