三井住友海上ら、AI活用の信用力スコアリングサービスを構築

NO BUDGET

2022-05-09 18:09

 三井住友海上火災保険(三井住友海上)とセカンドサイトアナリティカ(セカンドサイト)は、人工知能(AI)を活用した自動車ローン/リース分野において、個人の信用力を評価するスコアリングサービス「個人向け自動車ローン等の審査モデル」を構築した。

 今後はサービスの導入に向けて、Global Mobility Service(GMS)や自動車販売事業者とも連携し、審査モデルの実証を行う。

 今回構築したモデルは、三井住友海上に加え、金融機関のAIを活用した与信審査モデル構築に強みを持つセカンドサイト、自動車販売事業者と自動車の遠隔起動制御装置を取り扱うGMSが保有するデータを活用し、デフォルト予測や最適な貸付額算出など、ファイナンスの与信を評価するローン審査モデルだという。GMSのデータには、個人が特定される情報は含まれないとしている。4月以降も各事業者の保有データを活用した機械学習を継続し、ローン審査モデルの精度向上を図る。

 自動車ローンなどの審査における非通過者数は年間約200万人に上るとされ、ファイナンスの与信審査が難しいフリーランスなどの人口もコロナ禍で増加している。そのような中、三井住友海上は「保険データの活用」と「提携パートナーとのアライアンス」により、働く意欲のある人の信用力を評価する新たなローン審査モデルを構築するに至ったという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  4. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]