SAPジャパンは、豊田通商が「SAP SuccessFactors」を採用したと発表した。システムの構築は、EYストラテジー・アンド・コンサルティングが担当する。
トヨタグループの商社である豊田通商は、金属、グローバル部品・ロジスティクス、自動車、機械・エネルギー・プラントプロジェクト、化学品・エレクトロニクス、食料・生活産業本部、アフリカ本部の7つの営業本部による事業領域において、世界各地でビジネスを展開している。同社の中期経営計画では、ネクストモビリティー戦略、再生可能エネルギー戦略、アフリカ戦略、循環型静脈事業戦略に注力している。また、これらを加速する経営基盤の変革として、グローバル化とデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進している。
SAP SuccessFactorsは、タレントマネジメント機能をはじめ、人材データを用いた分析が可能なクラウドベースの総合人事/人材管理ソリューション。豊田通商は、グローバルでのタレントマネジメントの実績を評価し、同ソリューションの採用に至ったという。
SAPジャパンは、タレントマネジメント機能を導入することで、職務やポジションに対して最も適切なスキルや経験を保有している人材を割り当てる「適所適材」や、自身の能力を最も発揮できる分野へ人材を配置転換する「適材適所」、コア人材に必要なスキルや経験を特定し、計画的な人材育成を目指すことが可能になるとしている。