TeamViewerは、同社の拡張現実(AR)プラットフォームの「TeamViewer Frontline」が、「SAP Extended Warehouse Management(SAP EWM)」に組みこまれることを発表した。
ユーザーは、SAPのインダストリークラウドポートフォリオの中で、「TeamViewer Frontline Augmented Reality」を活用できる。そのため現場作業を支援するARのビジョンピッキングを使用することができ、SAP EWMによって倉庫・物流業務の効率や生産性の向上を図ることができる。
利用イメージ
作業員は倉庫・物流現場で業務遂行に必要なデータや情報をリアルタイムで直接つなぐことが可能となる。ARベースのワークフローにより、スマートグラスやウェアラブルデバイス上で現場の作業員に段階的に指示を出すことができるようになり、ハンズフリーでの作業を可能にする。
こうした利用法により、ピッキング率を平均10〜15%向上させ、エラー率がゼロに近づく。さらに、新しいデータインサイトがリアルタイムでSAP EWMアプリケーションに連携されるため、作業工程の継続的な検証と最適化が可能となり、大幅なコスト削減が実現するという。