Microsoftは、「Windows 11」の「設定」アプリのアップデートを「徐々に」ロールアウトしている。ユーザーは、Microsoftアカウントのサブスクリプションや支払いを管理したり、アカウントとひも付けしている「Office 2019」などの永続ライセンス製品を確認したりすることができるようになる。
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2021年10月に、Windows 11の「Insider Preview Build 22489」で、設定の「アカウント」の下に「Your Microsoft account」という新しいセクションが間もなく設けられると発表された。「Microsoft 365 Office」のサブスクリプションや「OneDrive」クラウドストレージについて確認できるようになり、注文履歴や支払いオプションのほか、ポイントプログラム「Microsoft Rewards」へのリンクも用意されると紹介されていた。今回のビルドでは、アカウントに関連した「Office 2021」や「Office 2019」など、「サポートされているすべてのOffice永続ライセンス製品」を設定のアカウントページでより簡単に確認できるようになる。
「このアップデートで、ユーザーのアカウントにライセンスされているサポートされたすべてのMicrosoft 365 Office製品を見ることができるようになる。『View Details』ボタンをクリックして、製品に関する詳細を確認したり、Officeをインストールしたりすることができる」と説明されている。
こうしたアカウント管理に関するオプションは、Microsoftアカウント管理ページで確認できるが、Windows 11ユーザーは、これらを設定アプリ内で管理できるようになる。
現在同社は、設定アプリの新しいMicrosoftアカウント機能を、「Dev」チャネルの「Windows Insiders」向けにリリースした「Windows 11 Insider Preview」の「Build 25126」で段階的に提供している。より多くのDevチャネルのInsiderテスターに拡大する前に、反応を見極めようとしている段階だ。
DevチャネルでリリースされるWindows 11の機能は、「Beta」チャネルやメインストリーム向けに組み込まれるとは限らない。しかし、この新機能は引き継がれる可能性が高そうだ。
同社はWindows 11の「検索」で多数の実験的な変更を行っている。3月には、タスクバーにある「検索」の検索ボックスに、「検索ハイライト」機能を導入した。検索プラットフォーム「Microsoft Bing」とWindows 11デスクトップの距離が、やや縮まったかもしれない。
5月には、Bingを利用する検索ボックスを試験的にWindows 11のデスクトップ中央に配置した。同社は、Windows 11のウィジェットペインに表示されるコンテンツを使い、「Windowsデスクトップにおける軽量でインタラクティブなコンテンツ」を提供する方法を模索している。この検索ボックスはその最初の試みとなる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。