森六ケミカルズは、音声を活用して議事録作成の効率化を支援するクラウドサービス「スマート書記」を導入した。同サービスを提供するエピックベースが発表した。導入後、会議の環境を大きく変えることなく、議事録の作成時間が従来の約半分になったという。
スマート書記は、対面やウェブ会議音声を録音して人工知能(AI)で文字起こしを行い、専用の編集機能を活用することで議事録作成を省力化する。また、会議中のメモと音声をタイムスタンプでひも付けたり、iOS/Androidアプリで移動中に議事録と音声を確認できたりと、確認作業の効率化にもつながる。
森六ケミカルズは、基礎化学製品から特殊化学品まで多岐にわたる製品の流通を担う化学品商社。海外にも多くの拠点があるため、国内外で会議の件数も多く、これまで議事録の作成には膨大な時間がかかっていたという。議事録の形式としては、発言録に近い詳細な形式で作成されていたため、会議中のメモと録画した音声を照合して行う議事録作成には、会議時間の1.5倍以上の時間を要していた。