調査

PCとタブレットの世界出荷台数、2022年は減少の見込み--IDC予測

Alix Langone (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)

2022-06-09 12:26

 2022年のPCとタブレットの世界の出荷台数は、製品の納入に影響を与える経済的要因が重なったことによって減少するとの予測を、市場調査会社のInternational Data Corporation(IDC)が米国時間6月8日に発表した。

タブレットの画像
提供:Getty

 インフレ、ウクライナで続く戦争、新型コロナウイルスのパンデミックに伴って複数の地域で実施されたロックダウンというすべての要素が、世界のPCとタブレットの需要に悪影響を与えている。このような状況のもとで、2022年通年では従来型のPCの世界出荷台数が前年比で8.2%下落し、タブレットの出荷台数も6.2%減になると、IDCは予測している。これにより2022年の出荷台数はPCが3億2120万台、タブレットが1億5800万台にとどまる見通しだ。

 「供給不足がかなりの期間にわたり業界を悩ませている上、中国の一部地域で最近になって実施されたロックダウンが問題をさらに悪化させている。工場が上流のサプライヤーから新しい部品を調達するのに苦労している一方、下流側でも完成品の出荷に関する問題に直面しているからだ」と、IDCでリサーチマネージャーを務めるJitesh Ubrani氏は述べている。

 ただし、PCの出荷台数は引き続きコロナ禍前のレベルを上回る見通しで、さらに2023年には増加に転じるとIDCは予想している。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]