編集部からのお知らせ
新着の記事まとめPDF「NTT」
おすすめ記事まとめ「MLOps」

AWS、ML活用のコーディング支援ツール「CodeWhisperer」を発表

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2022-06-24 10:47

 Amazon Web Services(AWS)は米国時間6月23日、開発者向けの新たなツール「Amazon CodeWhisperer」を発表した。このツールは、機械学習(ML)を活用してコードのレコメンデーションを生成するというものであり、同日よりプレビュー版の提供が開始されている。

 CodeWhispererによって、ソースコード内のカーソルの位置や、カーソルの前方にあるコード、同一プロジェクト内のその他のファイルに記述されたコードといった、コンテキスト情報に基づいたレコメンデーションがもたらされる。またこのツールは、「upload a file with server side encryption」(サーバー側での暗号化を用いてファイルをアップロードする)といった自然言語による簡単なプロンプトにも対応している。

 CodeWhispererは、1行ずつコードを生成する従来型のコーディング支援ツールとは異なり、サブルーチン全体をまとめて生成する。また同ツールはJavaやJavaScript、Pythonといったプログラミング言語をサポートするとともに、複数の統合開発環境(IDE)に対応している。

 CodeWhispererは、最新の大規模言語モデルを活用しており、オープンソースリポジトリーやAWS社内のリポジトリーのほか、APIドキュメントやフォーラムといった大規模データセットを用いて訓練されている。

 AWSのデータおよびMLサービス担当バイスプレジデントであるSwami Sivasubramanian氏は「Amazon re:MARS 2022」カンファレンスの場で同日、「われわれはクラウドアプリケーションの開発で最も一般的に見られるパターンに基づいてモデルを訓練した。これにより、クラウド上でのかつてないほど迅速な構築と革新が可能になる」と述べた。

 同氏によるとCodeWhispererは、バイアスやセキュリティ上の脆弱性、バグといったリスクを低減するための責任あるやり方でコーディング時の生産性を高めるために作り出されたという。また同ツールには、開発者のプロジェクトに潜む脆弱性を検出する上で利用できる組み込み型のセキュリティスキャナーも搭載されている。さらに、CodeWhispererの特定訓練データとコードのレコメンデーションが類似しているかどうかを検出する、組み込み型の参照追跡機能も搭載されている。これにより参照コードを容易に見つけ出してレビューできるとともに、他プロジェクトでどのように使われたかを調査できるようになる。

 またCodeWhispererは、バイアスがかかり、不公平だと考えられるコードレコメンデーションを除去することで、コーディング時のバイアスを避けるための支援をプログラマーに提供するという。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    アンチウイルス ソフトウェア10製品の性能を徹底比較!独立機関による詳細なテスト結果が明らかに

  2. 経営

    10年先を見据えた働き方--Microsoft Teamsを軸に社員の働きやすさと経営メリットを両立

  3. セキュリティ

    6000台強のエンドポイントを保護するために、サッポログループが選定した次世代アンチウイルス

  4. セキュリティ

    ローカルブレイクアウトとセキュリティ-SaaS、Web会議があたりまえになる時代の企業インフラ構築

  5. 運用管理

    マンガでわかるスーパーマーケット改革、店長とIT部門が「AIとDXで トゥギャザー」するための秘策

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]