ミツカングループは、国内の全ての対象拠点に日本ヒューレット・パッカードのSD-WANソリューション「Aruba EdgeConnect」を導入した。導入を支援したマクニカが6月28日に発表した。
ミツカンでは、Aruba EdgeConnectの導入後、セキュリティを担保した上で、ネットワークの逼迫(ひっぱく)を解消し、遅延などのトラブル削減につながった。またウェブ会議の画質と音質が向上し、密なコミュニケ―ションが可能になるとともに、後から会議に参加した人も問題なく接続できるようになったという。通信状態が可視化されたことでトラブルを自分たちで対処できるようになり、プロアクティブ対応も可能になった。
ミツカンでは、SD-WAN製品の選定に当たって、スピーディーかつ容易に導入できること、迅速なトラブル対応ができるようネットワーク状況を可視化できること、適正なコストであることを軸として検討を進めていた。Aruba EdgeConnectについては、操作画面が分かりやすく、表示や設定などの項目も求めているものと一致していると評価した。
同社は今後、SaaSの利用拡大に向け、「Microsoft 365」以外のクラウドサービスについてもインターネットブレイクアウトの実施を予定している。統合認証基盤である「Aruba ClearPass」を使ったWANとLANの融合の検討も視野に入れている。