東京きらぼしフィナンシャルグループ(東京きらぼしFG)は、「Salesforce Financial Services Cloud」と「MuleSoft」を採用した。セールスフォース・ジャパンが発表した。
Financial Services Cloudは顧客、案件、見込顧客に関する情報を一元管理し、生産性を向上させる金融機関向け顧客関係管理(CRM)ソリューション。MuleSoftは統合APIプラットフォームで、システムのアーキテクチャーのマイクロサービス化とAPIの再利用による開発・運用を効率化する。
同グループは1月にデジタルバンク「UI銀行」のサービス提供を開始するなど、デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めている。今回の導入で、対面/非対面サービスの融合、金融/非金融サービスのシームレスな提供、顧客接点のデジタル化などを通して顧客の利便性向上に取り組む。その一環として、3行合併後の同行における共通した顧客情報も管理する。
導入したソリューションについて同行は、Salesforceが金融業界におけるCRMの豊富なベストプラクティスを有していることに加え、顧客対応の強化につながる充実した標準機能を備えている点、柔軟性と拡張性を生かして素早くかつ小規模からプロジェクトをスタートできる点などを高く評価した。また、MuleSoftのAPI主導の接続性によるシステムの柔軟な拡張と、ビジネスへ俊敏性をもたらす点も採用のポイントとなった。