アイデミーとニチレイは、ニチレイグループの全社員を対象に、デジタル人材の育成に向けた研修を開始した。アイデミーが7月19日に発表した。同研修では、アイデミーのデジタル人材育成プラットフォーム「Aidemy Business」を活用する。
ニチレイグループはデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略の推進に向けて、2022〜2023年度、グループ社員約3500人を対象に同研修を実施する。これにより、社員のデジタルリテラシー向上を図る。
Aidemy Businessは、人工知能(AI)やデータサイエンスに関する知識や技術の習得を目的としている。アイデミーは、同プラットフォームの提供に加え、140以上の学習コースを組み合わせてニチレイに適した研修カリキュラムを作成したり、社員の学習状況に応じて学びの継続に向けた施策を提案したりする。
ニチレイグループは、同グループの全社員がデジタルリテラシーを習得した後、希望者に応用研修を実施し、修了者の中から約400人の「デジタルリーダー」を創出することを目指す。デジタルリーダーを中心に、グループ全体におけるデータやテクノロジーの活用を促進する。
Aidemy Businessでは、PC、タブレット、スマートフォンを使ってAIをはじめとする先端技術について学習できる。組織で効果的に利用するための管理機能や習熟度を測るテスト機能を搭載しており、体系化されたカリキュラムをそろえているという。
同プラットフォームでは、学習環境を構築することなく開始でき、機械学習で多く用いられるPythonやNumPy、pandas、scikit-learn、TensorFlowなどのライブラリーを学べる。また管理画面により、管理者は受講者の進行状況を把握できるほか、技術の習得に意欲的なメンバーを発見し、プロジェクトチームへの登用を検討することにもつながるという。