ソニービズネットワークス、AI活用で広告運用とサイト改善を実施--CV数は昨年比10%増

寺島菜央 (編集部)

2022-07-25 17:34

 ソニービズネットワークスは、人工知能(AI)を活用したデータ分析ツール「AIアナリスト」と「AIアナリストAD」を導入した。同シリーズを展開するWACULが7月25日に発表した。

 ソニービズネットワークスは、法人向けICTソリューション「NURO Biz」やクラウド型勤怠管理システム「AKASHI」などのサービスを展開している。同社では、少数精鋭の営業体制を取っているといい、ウェブサイトからの見込み顧客の獲得で成果を出したいという目標があった。

 その一方で、スピード感を持って成果を出すにはどのような施策を打つべきか迷っていたという。また、顧客を同社サービスの「トライアル登録」に誘導するのはハードルが高く、コンバージョン(CV)につなげられないという課題を抱えていた。

 そこで、WACULが開催していたセミナーに参加し、成果を出すアプローチや3万6000サイトを分析した経験に説得力を感じたという。また、他部署での利用実績があったことからAIアナリストの導入を決定した。

 AIアナリストは、ウェブサイトのデータ分析を自動的に行い、成果を伸ばすための改善提案や実行施策の成果測定まで、マーケティングのPDCA(計画、実行、評価、改善)サイクルを自動化するツール。「Googleアナリティクス」と連携することで利用可能だ。

 また、ランディングページ(LP)を改善するため、AIアナリストADを併用。CVにつながるキーワードの選定や運用を実施する広告運用担当者と、AIアナリストのサイト改善担当の2人体制で、集客から接客まで全体を最適化する。

 AIアナリストの導入後、WACULからCVの内容変更を提案され、実際にウェブサイトに反映。さらに、AIアナリストADの活用により、広告や検索エンジン最適化(SEO)、純粋想起率を高めるメール施策など、マーケティング施策を一気通貫で実行した。その結果、CV数は昨年比10%増加したという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]