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ANA、クラウドを活用して運航情報配信サービスの性能を向上

NO BUDGET

2022-08-09 14:51

 全日本空輸(ANA)は、同社がメールやショートメッセージサービス(SMS)で提供する運航情報配信サービスの運用基盤に「Twilio Programmable SMS」を導入し、確実かつタイムリーな情報配信とSMS配信の運用コスト削減を実現した。Twilio Japanが発表した。

 Twilio Programmable SMSは、国内携帯キャリアへ直収するルートを利用し、大量のSMSの到達率を向上させ、企業とユーザーとの間の双方向の送受信、長文の送受信を支援するという。また、簡単なコーディングでシステムの構築時間を短縮でき、ライブラリー、ログ、デバッガーでの利用言語によってドキュメントを作成・活用し開発を支援する。指定したタイミングでSMSの予約配信、あらゆる言語と絵文字でメッセージに対応する。さらに、同じ電話番号でメッセージを送信することで受信者に一貫した体験を提供し、会話の履歴を残せるとしている。

 ANAでは、運航イレギュラー発生時の情報配信をはじめ、さまざまなシーンにSMSを活用。SMSの配信数は年々増加しており、最大十数万件の配信が想定される大規模イレギュラー発生時に向けた、さらなる配信性能の向上が課題だった。また、コロナ禍の減便を起因とする配信数の大幅な減少を受け、配信システムの運用に掛かる固定コストも大きな課題となっていた。

 ANAは、Twilio Programmable SMSを用いたSMS配信機能を5カ月弱で開発した。また、配信管理者にも使いやすいという管理画面「Twilio Messaging Insights」により、実績レポートの確認や運用状況を容易に把握できるほか、送信不可な場合に追跡でき、配信精度を高めるための検討もしやすくなったという。

 さらに、アカウントの下にサブユーザーを作成する「サブユーザ機能」を使い、用途に応じてコンソール画面からすぐに作成。これによって、今後の機能拡張においても、「運航イレギュラー通知」という重要なサービスに影響を及ぼさずスピーディーに新サービスを追加できる点を期待しているとした。

 ANAでは、Twilio Programmable SMSについて、従量課金制かつ1通当たりのコストも安価で、SMS配信コストを従来の3分の1程度に削減できることや、想定される最大配信数に対応可能な面を評価。導入を決めた。

 また、運航情報配信サービスのメール配信基盤で導入していた「Twilio SendGrid」の利用によって、運航イレギュラー情報の通知におけるメール到達率が97.7%となるなど、Twilio製品の性能を実感していたことも今回の導入を後押ししたという。

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