NTTデータは8月19日、日本と北米、イタリア、ドイツ、中国、インドに、5~10年先を想定した先進技術の研究開発拠点「イノベーションセンタ」を設立すると発表した。2025年までに先進的な顧客企業と50件以上の新ビジネスを創発するという。
この取り組みでは、技術戦略を策定する「戦略本部」と各国の「イノベーションセンタ」を構成し、リサーチャー、コンサルタント、エンジニアを中心とした100人体制で始動する。各拠点で技術戦略に基づく技術テーマを設定し、先進的な顧客企業と共同で研究開発に取り組むほか、各地の学術機関やスタートアップとも連携する。2025年度末までに300人体制への増強も計画する。

「イノベーションセンタ」の活動範囲

「イノベーションセンタ」の取り組み方針
現時点での主要テーマは、日本がゲノムやメタバース、量子コンピューター、北米がデジタルヒューマンやスマートシティー計画、イタリアとドイツがデータ処理や量子コンピューターやデジタルツイン、中国がリモートセンシング技術(LiDAR)やメタバース。インドはプロトタイプ開発拠点と位置付けている