NECプラットフォームズは、製造、流通、公共、金融など、さまざまな現場で活用できる業務用タブレット端末「TWINPOS Sx」を2023年3月23日に発売する。税別標準価格は、35万4000円から。
同端末は、本体に無線通信機能とUSBポートを内蔵し、多様な各種デバイスとの接続を可能とする豊富なインターフェース搭載のクレードルやドッキングステーションを用意している。そのため、自動釣銭機や決済端末などのPOS周辺機器だけでなく、大型ディスプレイ、カメラ、センサーなどIoTデバイスとの連携で業務ソリューションを実現するコントローラー、エッジ端末として活用できる。
薄型でコンパクトなタブレット型となっており、モバイル運用ではハンドベルトや肩掛けベルトを用いて安全かつ快適に操作でき、背面がカーブした筐体（きょうたい）は持ち手にやさしく接客業務にも適しているという。
さらにIP54相当の防塵・防滴性能、耐落下強度1mなど、業務用タブレット端末として求められる堅牢（けんろう）性・耐環境性を備え、視認性に優れた11.6型ワイドの大画面かつ高精細なタッチパネル液晶を搭載している。最新のIntel製CPU採用により従来機種に比べ約4倍の性能強化を実現しており、マイクとフロントカメラの搭載、手書き入力への対応により、リアルタイムコミュニケーションによる情報共有が可能。
USB Power Delivery機能の搭載により、モバイルバッテリーから電力を供給できる。移動販売や催事場、倉庫など電源環境が整っていない場所での長時間利用も可能。また、充電池パックを現場で簡単に交換できるため、ランニングコストの節減、電池切れ時の業務継続、災害などの事業継続計画（BCP）対策にも貢献する。
最新の「Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSC」を搭載し、セキュリティ製品やリモート保守製品もサポートしている。製造終了後も5年間は保守サポートが継続されるため、安心して運用でき、OPOS仕様（Windows OSベースでのPOSシステムの接続仕様）などのTWINPOSシリーズ資産を継承しているため、従来のTWINPOSアプリケーションも活用が可能。
なお同製品は、環境配慮型製品と位置付けられており、消費電力低減によるCO2排出量の削減、RoHS指令などの含有化学物質規制に対応し、製品のライフサイクルにおける環境負荷を低減する。
画面のタッチパネルには抗菌・抗ウイルスの保護フィルムを使用し、筐体は薬品や油に強い耐薬品性樹脂の採用によりアルコール消毒液での清掃が可能。
