今日の雇用者が従業員に求めているスキル分野がある。それは「デジタルスキル」だ。そこで転職を希望する人にとって最も意味があるデジタルスキルを特定するため、Remoteがデジタル業界の雇用者と従業員500人以上を対象に調査を実施した。
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最も重要なスキルとして、回答者の28%が「ソーシャルメディア」を挙げた。雇用者は、とりわけInstagram、LinkedIn、TikTok、Facebookなどのソーシャルメディアで、自社のプレゼンスを管理できる人材を求めている。
ソーシャルメディアキャンペーンに精通している従業員は、オーディエンスを拡大し、若い消費者層にアプローチしたい企業にとって貴重な存在だ。
ソーシャルメディアに次いで、回答者の27%が「デジタルマーケティング」を必須スキルとして挙げた。このスキルを備える人材は、メールマーケティングやデータ分析を確実に把握しており、これらによってどのように企業を進化させられるかを理解しているからだ。
回答者を雇用者だけに絞ると、21%が「デジタルプロジェクト管理」を担当できる人材を積極的に求めていた。ほかには、「デジタルビジネス分析」(21%)、「デジタル設計およびデータの可視化」(20%)などが挙げられ、デジタルビジネススキルの重要性を浮き彫りにした。
デジタルスキルの将来に目を向けると、回答者はイノベーションに焦点を当てたスキルが職場で最も重要になると考えていた。首位は、回答者の37%が挙げたソフトウェア開発だ。このスキルは、現時点で重要なスキルとしては3番目に挙げられている。そのほかには、ソフトウェアエンジニア(36%)、オートメーション責任者(21%)、機械学習エンジニア(19%)などが挙げられた。
職場や社会のテクノロジーに対する依存が高まるにつれ、雇用者や従業員はこれらの技術スキルを活用してビジネスを改善したいと考えている。そうしたニーズに対応するために、従業員が活用できるツールは多数存在する。
回答者の29%はテクノロジー業界での日々の業務で「Adobe Creative Cloud」を使用していた。次いで、「Google Workspaceのメール」(23%)「Canva」(20%)「Jira」(17%)などが続いた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。