マネーフォワードは、電子契約サービス「マネーフォワード クラウド契約」とクラウド型債務管理システム「マネーフォワード クラウド債務支払」の連携機能を提供開始した。
マネーフォワード クラウド契約は、契約のワークフロー申請から契約締結・保管をクラウド管理し、紙の契約書を発行する際に必要な印刷・製本・押印・郵送などの手間や時間、コストを削減する。マネーフォワード クラウド債務支払は、請求書やワークフロー管理に関わる業務を効率化し、購買稟議や請求書の支払における申請・承認・決裁のワークフローをクラウド上で完結する。
経理部門では、支払依頼時に請求書に記載された内容を確かめた上で承認を行っている。申込書や発注書などに記載された契約内容を把握した上で請求内容を確認するのが望ましいが、どの契約書と請求書がひも付いているのかの判断がつかないままの処理や、契約担当者へ問い合わせた上で契約書面を取り寄せるといった負荷が発生している。
今回提供された機能は、マネーフォワード クラウド債務支払での支払依頼申請時に請求内容とひも付く契約番号を入力することで、マネーフォワード クラウド契約に保管された契約書面の内容を確認可能にする。これにより、承認者は請求内容と契約内容を照合した上で承認を実行できる。
契約内容と支払内容を手間なく照合できることで、過剰支払や支払漏れの防止、不必要に継続されている契約更新の見直しなど、内部統制の強化につなげられるとマネーフォワードは説明する。
マネーフォワード クラウド債務支払画面での契約書情報入力イメージ